イーサリアム、バグの影響でネットワークがフォーク

イーサリアムの主要なクライアントであるParityとGethがふたつのチェーンを同時並行で生成してしまい、コンセンサスの不合意を起こすという事態が日本時間24日23時過ぎに発生したことが明らかとなった。イーサリアム考案者のVitalik Buterun氏がredditイーサリアムのブログで報告した。

 

ブログによると、Gethのバグの影響により#2,686,351ブロックでネットワーク・フォークが起こったことが説明されている。

 

このバグについてはParityの側にも問題が見つかったが、解決策としてGethのチームはParityと一致するようにGethの動作を修正するコーディングを行い、問題箇所の修正作業も一週間ほどで終わる見込みであるとのことだ。

 

ブログでは、これに伴いGethの新バージョンであるGeth 1.5.3をリリースしたことを発表している。「新バージョンのGethとParityでは、問題が生じた#2,686,351ブロック以降のブロックは無効とみなす」こともアナウンスされている。

 

イーサリアムのブログではGethのユーザーに、この新バージョンのアップデートを呼び掛けている。また、JaxxやMyEthereumWalletなどサードパーティーのサービスを利用しているユーザーに対しては、差し当たって対応することはないが、それぞれのサービスからのアナウンスに常に注意しておくことを推奨している。

 

このネットワークのフォークを受けて、ETHの価格は一時10%近くの下落を見せた。本稿作成時点では9ドル前後を推移している状態だ。

イーサリアム、バグの影響でネットワークがフォークCoinPortalで公開された投稿です。

Source: Coin Portal

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