【ロンドン市場】ユーロ売り強まる

 ロンドン市場はユーロ売りの動きが優勢となった。前日のECB理事会後のドラギECB総裁の記者会見において、QEについて縮小することなく唐突に停止することは恐らくないと発言したことが、期限である3月を超えてQEが続くという市場の観測につながり、ユーロ売りを誘った格好。
 6月の英国民投票直後につけた1.0905を割り込み、3月10日以来の安値圏まで下落。QE延長期待で朝方買いが入った欧州株が、自動車などの売りで値を落としたことも嫌気され、さらにユーロ売りが強まるという展開に。ユーロは対ドルだけでなく、対円や対ポンドでも軟調。
 ドル円は103円台後半での値動きに。104円台の重さを確認したところに、ユーロ円の売りが入り、ポジション調整を誘った格好。もっとも、下値を突っ込むだけの勢いはなく、103円台後半でもみ合いに。

 みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug

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