26日のロンドン市場は、ECB理事会の結果発表を控えて方向性は希薄。欧州通貨中心でドル高方向を試したが、ほどなく元の水準へと戻している。ドル円は膠着状態。
値動きが大きかったのがポンド相場。ポンドドルは序盤に売りが先行。1.39台前半での揉み合いから下放れて、1.39台を割り込むと安値を1.3895レベルまで広げた。ロンドン序盤にドル高方向を試すパターンが続いている。しかし、その後はすぐに買い戻されており1.3940-50レベルと東京午後の揉み合い水準に戻した。ポンド円も下に往って来い。152.50近辺から151.98レベルまで下落。その後は再び152円台前半へと反発。
ポンド相場にとっては、英議会が関税同盟残留をめぐり混乱していることや、武田薬品のシャイアー買収をめぐる動きに不透明感がみられていることなどが変動材料となりやすくなっている。ただ、この日は特段の進展はみられていない。
ユーロ相場も方向感に欠ける値動き。ユーロドルは序盤にやや買いが先行。高値を1.2188レベルに伸ばした。その後は売りが優勢となり1.2156レベルまで下落。ポンドドルと同様に前日からのドル高水準を広げている。ただ、下押しはここまで。ユーロ円は132.97-133.25の狭いレンジでの上下動に留まっている。ECB理事会を控えて様子見ムードに。
ドル円は109円台前半での揉み合い。米10年債利回りが一時3%を下回る場面があったが、ドル売りの動きは限定的。109.20台から109.30台の狭いレンジ取引となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
Source: klug
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