【ロンドン市場】米税制改革がドル売り誘う

 ロンドン市場でドル円は直近で下値を支えていた113円台半ばを一時割り込む動きを見せた。米税制改革について、進展の遅れや、結果としての財政赤字拡大への軽景観が広がっており、ドル売りを誘っている。

 5日に114円台後半を付けたあと、114円台では利益確定売りの動きも見られ、上値の重さも意識されている。
 
 ユーロドルは1.16を挟んだレンジ取引が続いた。大きな材料がなく、上下ともにやや動きにくいところ。ドル高を受けていったん下値をトライした7日の市場で1.1550を割り込めず、下値一服感も。

 英ポンドはパデル国際開発省の辞任観測を受けて売りが強まる展開となった。ネタニヤフ・イスラエル首相らイスラエル政府要人との無許可での会談などが問題視され、先日のファロン国防省に次いでメイ政権二人目の辞任となった。メイ首相のリーダーシップへの懸念などが出ている中での、閣僚の辞任にポンド売りの流れが強まり、ポンドドルは1.3170近辺から1.31割れまで。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug

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