【東京市場】週明け落ち着いた展開に

 先週末に多いな振幅を見せた後を受けた週明けの東京市場。ドル円が109円台前半でのもみ合いに終始するなど、値幅は限定的で落ち着いた展開に。先週末にバノン主席戦略官の解任を受けて上昇したドル円。109円台半ばを付けた後、少し値を戻して週の取引を終え、週明けも大きなギャップなくスタート。トランプ政権の象徴的な存在であった同氏の解任により、今後大統領と議会との関係などが良化し、国際社会との関係もスムーズになるとの期待感がドルを支える格好となっている。

 もっとも、直近の米朝関係の緊張を誘った米韓合同軍事演習(ウルチフリーダムガーディアン)が本日からスタートするということで、先週初めにいったん落ち着きを見せた米朝関係に、再び緊張感が強まる可能性があるだけに、ドル買いにも慎重な姿勢が見られ、様子見ムードに。

 今週後半に開催されるジャクソンホールシンポジウムを前に、突っ込んだ売り買いを避けたいとの思惑も、様子見ムードに拍車をかける格好となっている。

 ユーロドルが1.17台半ばを挟んでもみ合いとなるなど、主要通貨はレンジ内での振幅を見せるものの、大きな方向感が出てきておらず、次の流れを待つ展開に。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅

Source: klug

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