東京外国為替市場で、ドル円は109.75近辺まで円高推移した。トランプ米大統領が北朝鮮の挑発外交を威嚇すると、北朝鮮はグアム攻撃を示唆して応戦するなど、両国間で舌戦が激化している。
言い争いがエスカレートし、一線を越える可能性は低いものの、夏季休暇シーズンでクロス円のロングを調整する時期と重なったことから円高が勢いづいた。
ユーロ円は128円後半、ポンド円は142円半ば、豪ドル円は86円前半、NZドル円は80円前半まで下げ幅を拡大。ただ、午後に入ると円高は落ち着いた。
豪金融当局者が物価・景気見通しを交えて豪ドル高をけん制していることも豪ドルの重し。本日はケント豪中銀総裁補佐の発言が伝わっている。先週の豪中銀理事会の声明文に沿って、遠回しな通貨高けん制を続けるようだ。
発表された中国消費者物価指数(CPI)や同生産者物価指数(PPI)は材料視されていない。明日のNZ中銀の政策金利発表を控えた思惑は限定的。ただ、先月後半にかけてNZドルが対ドルが年初来高値を更新したことから、通貨高けん制の強化を警戒する向きはある。
みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug
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