早朝、ドル円は112円ちょうどをトライ。その後も午前中は頭の重さが目立つ展開となった。トランプリスクを警戒する動きが続いており、ドル買いに慎重姿勢が見られた。
もっとも、午後にかけてドル円は112円台半ばに買い戻され、その後はもみ合った。プラス圏から一時マイナス圏に売り込まれた日経平均が、再びプラス圏を回復したことなどが、ドル円の買い戻しを誘った。
先週末、トランプ大統領は株式市場にとって大きな追い風となり得るドッド・フランク法の撤回に向けた大統領令に署名。影響が大きい金融株が買われるなどの影響があったが、実際の法改正まで時間がかかることもあり、影響は限定的に。
同法案の撤回方針はドル円にとっても買い材料であったが、先行き不透明感が広がっており、大きなドル買いには慎重な姿勢が目立った。
欧州通貨も小動き。ユーロドルは前週末も頭を抑えた1.08手前の売りを崩せず、1.07台後半でもみ合った。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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