11日の東京市場でドル円は111.80円付近まで戻した。日銀の金融政策に関する不透明感や、中国が米国債の購入を停止するとの報道で昨日のドル円は111円前半まで円高・ドル安が進んだが、東京時間帯はドルの買い戻しが優勢となっている。
黒田日銀総裁の進退や、物価を押し上げられていない現行の長短金利操作付き量的・質的金融緩和が円相場を神経質にしている背景。
ユーロ円は133円半ば、ポンド円は150円後半まで切り返した。
米国が北米自由貿易協定(NAFTA)から離脱するとの観測から、昨日の加ドル円は88円半ばまで下落したが、89円台前半まで戻りを試している。
豪ドル円は88円台前半前後まで上昇。11月の豪小売売上高が堅調で、消費減速懸念が後退した。住宅価格の上昇によって、住宅ローン返済・利払い負担が拡大しているなかで、夏場にかけて豪州の消費は失速したが、従来の消費拡大基調に回帰している。11月の豪小売売上高規模は263.8億豪ドルとなり、統計開始以来の最高水準を更新。
minkabu PRESS編集部
Source: klug
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