19日のロンドン市場は、ドル買いが先行した。しかし、このあとのNY市場がプレジデンツデーのため休場となることから取引中盤には値を戻している。米国市場が休場となることで、全般的に取引は不活発。
ドル円は106円台半ばで上に往って来い。序盤は東京市場からのドル買いの動きが継続し、一時106.66レベルまで高値を伸ばした。しかし、、米国がプレジデンツデーの祝日となるなかで、米債利回り動向が手掛かりにならず次第にドル買いも一服。欧州株が序盤の買いの勢いを失ったこともあり、ドル円は106.50割れとなる場面があった。ただ、東京市場と比較すると依然としてドル高・円安水準を維持している。
ユーロドルは下に往って来い。ロンドン序盤にはドル買いが優勢となり、1.2388レベルまで下押しされた。その後は、売りは続かず1.24台を回復。ただ、東京市場でつけた1.2435レベルの高値には届いていない。ユーロ円は132円台前半で底堅く推移。ただ、欧州株が足元で下げに転じており、リスク選好のムードは弱い。
ポンドドルもユーロドルと同様にロンドン市場では売りが先行。取引序盤に安値を1.3993レベルまで広げた。しかし、すぐに1.40台を回復しており、1.4030近辺まで反発。中盤には上値も押さえられ、レンジ内での取引。ポンド円は149円台前半での揉み合いが続いている。一時149.48近辺に高値を伸ばしたが、149円台後半への勢いには欠けている。
ドイツ連銀は月報で、ドイツ経済は高いスキルを有する労働力がますます逼迫に直面する兆しがある、これが景気拡大を阻害する要因となるリスクがある、と指摘した。一方、製造業の稼働率は高く、新規設備投資への企業意欲を高めるはず、受注状況は目を見張るものがある、経済全般に好況を持続しており、年初は高い成長ペースを維持した、としている。ユーロ相場は特段の反応を示さなかった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
Source: klug
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