Tataが100種以上のブロックチェーンのプロトタイプを開発中

インドの大手IT企業Tataがブロックチェーンを活用した様々な可能性について取り組み始めている。

 

Tata Consultancy Service (TCS)社のCEOを勤めるチャンドラセカラン氏はインドの経済紙であるThe Economic timesの取材に対して「一年半ほどの取り組みを通じて、現在100種以上のブロックチェーンのプロトタイプを開発している」と発言している。

 

また、「当然ながらブロックチェーンの応用を金融市場一つに対して考えただけでも高い期待感があり、多くの企業が取り組み始めている。我々はブロックチェーンをリアルタイムで活用できる方法を様々な角度から検証している最中だ。」とインタビューに応えている。

 

現在、同社は世界中で30万人以上の社員を有する大企業となっており、同社の投資家向けに発表したコメントの中でも、ブロックチェーンを活用したクロスボーダーペイメントや金融取引、デジタルIDなどの分野を見据えていると発表している。

 

今回のニュースの他にもTataとブロックチェーンの取り組みについては以前から報道されており、昨年はVISA社がブロックチェーンの取り組みにおいて同社との提携示唆していたり、オランダの銀行であるABN Amroと概念実証に関する提携も報道された例がある。

 

また今回の発表はインド金融業界においてブロックチェーンの普及が進んでいるという明るい状況によるところも少なくなく、TCS社の関連するプロジェクトにも恩恵があることだろう。

 

チャンドラセカラン氏はコメントの中で「古きを変えるだけではなく、この新しいテクノロジーによって新たな可能性の扉が開かれる事となる。」と述べ、「今後、2期、4期と進む上で、来年にはどれ程の利益になっているか等の質問に対して、明確な答えを用意することはできないかもしれないが、少なくともその最前線で取り組んでいる事に違いはないだろう。」と語った。

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Source: Coin Portal

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