ビットコイン週間概況-4/27~5/3

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(5/3終値) 1,025,000円 9,396.34米ドル
時価総額 174,384億円 1,599億米ドル
4/27~5/3の4本値
始値 高値 安値 終値
964,719円 1,032,000円 955,751円 1,025,000円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
4/27 ~ 5/3 872,692,432,763
4/20 ~ 4/26 1,863,426,591,161 -113.5%
4/13 ~ 4/19 1,499,631,199,690 19.5%
4/6 ~ 4/12 1,147,275,246,990 23.5%

週間概況と最近の話題

bitflyer-btcfxjpy-5月07日-2018-20-16-20

 

4月を振り返ってみると、歴史的に見ても最悪だった第一四半期から再び上昇基調に転じたことが見て取れる。多くの投資家が、政府による規制、FacebookやGoogle、Twitterによる広告の禁止、確定申告の時期や取引量の減少といったことを懸念したが、それらは大々的に報道されてBitcoin価格に大きな衝撃を与えた。しかしながら、4月は市場のセンチメントが変わった。月初、75万円だったBitcoin価格は4月25日にピークの107万5399円まで上昇した。

 

月末の数日の間、Bitcoin価格は100万円あたりで推移した。これは米ドルでいうと9,000ドルあたりの水準だが、JPY/BTCとは対照的にUSD/BTCではよりはっきりしたサポートがあり、この水準では取引量も多い。幸運にも強気なセンチメントのおかげで、月曜日は低調な取引だったにも関わらず、好調だった先週末を引き継いでBitcoin価格は9,000ドルより上値を維持している。

 

別のニュースの話をすると、先週末にBitcoinのマイニング量が1700万に達した。Bitcoinの発行上限は2100万コインと決められているので、残りのマイニング量は400万コインとなる。ちょうど9年ほどかけて1700万コインが採掘されたが、Bitcoinのマイニングの仕組みは、採掘報酬である新規コインが21万ブロック毎(おおよそ4年毎)に半減していくよう設計されているので、最後の400万コインの採掘は2140年までの計画となる。

 

このような希少性は既存ビットコイン価格の急騰につながり、新しいコインを手に入れることは更に難しくなっていくだろう。

 

短期的には、5月のBitcoin価格の方向性を探ろうとした時、特徴となる指標が先週の先物市場の取引量において見ることができた。シカゴオプション取引所(Cboe)でのBitcoin先物の取引量は1日平均の3倍に急増したことだ。このような動きは、来週か再来週にBitcoin価格が1万ドルを記録するサポートとなるであろう。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2018/5/3(基準日) 1,025,000円
2018/5/2(1日前) 998,805円 26,195円 2.62%
2018/4/26(1週間前) 965,033円 59,967円 6.21%
2018/4/3(1ヶ月前) 787,899円 237,101円 30.09%
2018/2/3(3ヶ月前) 997,023円 27,977円 2.81%
2017/11/3(6ヶ月前) 834,909円 190,091 22.77%
2017/5/3(12ヶ月前) 166,150円 858,850円 516.91%

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Source: ビットフライヤー

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