ビットコイン週間概況-3/30~4/5

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(4/5終値) 730,000円 6,791.65米ドル
時価総額 123,804億円 1,152億米ドル
3/30~4/5の4本値
始値 高値 安値 終値
790,251円 816,430円 684,000円 730,000円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
3/30 ~ 4/5 1,650,591,770,128
3/23 ~ 3/29 1,568,793,541,901 5.0%
3/16 ~ 3/22 1,686,561,894,199 -7.5%
3/9 ~ 3/15 1,996,643,443,202 -18.4%

週間概況と最近の話題

bitflyer

2018年の始まりはBitcoin投資家にとって挑戦的だった。1月1日、bitFlyerでのBitcoin価格は1,684,270円だったが、四半期末には744,035円まで落ち込み50%以上の下落となった。

 

市場は依然弱気であり、これは主に規制に関する話題によるものだが、長期の投資家にとって最も苛立つ点は、回復の兆しが見えないことだ。しかし、従来4月は仮想通貨の価格が上昇する月であるため、月初においては投資家は楽観的であった。

 

しかし、この楽観論は短命に終わり、チャートにはデッドクロスが出現した。デッドクロスとはわかりやすい移動平均(MA)のパターンで、今回の場合は50日間の移動平均が上から下へ200日間の移動平均をまたぐ時の交差のことである。これは下げ相場に転じるときの現れと考えられており、 “死の十字架”として知られている。

 

これは主な報道機関によって大きく伝えられ、一部投資家にパニックを引き起こした。週末にデッドクロスが現れるにつれて、Bitcoin価格は7週ぶりに684,000円を下回った。しかし、デッドクロス出現後すぐにもう一つの歴史的なパターンが生まれた。それはRelative Strength Index(RSI)であり、RSIが30を下回るたびに、相場では反発が見られる。なぜなら、この指標から仮想通貨は売られすぎと判断でき、買い手にとっては買いの良い機会であることを示している。

相場がこのような形になると大局観を見失いやすいものだ。相場はまだまだ不安定である。 昨年、年初からBitcoin価格は116,099円で始まり、10月中旬には初めて600,000円を突破し、12月には過去最高の2,323,200円を記録した。

 

このことは、昨年11月にBitcoinを買い入れたとしても、依然として利益を得る立場にあることを意味している。

利益を得る立場というのは機関投資家にとっても同様で、傍観しつつも相場観を取り戻そうと、この時間を仮想通貨市場研究のために使っている。これは例えば価格がもう少し安定するといった、相場の状況が適切になったときのためであり、彼らは投資のための準備をしていることだろう。

 

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2018/4/5(基準日) 730,000円
2018/4/4(1日前) 734,820円 -4,820円 -0.66%
2018/3/29(1週間前) 790,130円 -60,130円 -7.61%
2018/3/5(1ヶ月前) 1,217,959円 -487,959円 -40.06%
2018/1/5(3ヶ月前) 1,931,167円 -1,201,167円 -62.20%
2017/10/5(6ヶ月前) 482,341円 247,659 51.35%
2017/4/5(12ヶ月前) 127,700円 602,300円 471.65%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

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