米国の通信会社大手AT&Tは、ブロックチェーンを利用した家庭向け加入者サーバーの特許を取得しようとしている。
4月6日に提出され、10月6日に公開されたこの特許申請は、「分散型の安全な家庭向け加入者サーバー機器」だと説明されている。
この申請は、Bloomberg LPのセキュリティアーキテクトとして雇用される前にAT&Tで研究者として働いていたRoger Piqueras Jover氏とJoshua Lackey氏によって提出されている。
家庭向け加入者用サーバーは、例えばテレビ放送の加入者に対して認証とメディア配信の役割を果たす。この申請によると、AT&Tはデータを保持し情報を移送するノードを分散することによってマルチメディア配信ネットワークの安全性を強化したいと考えている。
AT&Tはこの機器とその使用方法の両方に対する特許を取得しようとしている。この申請にはプライベートなネットワークについても概説されているが、オープンなビットコインのブロックチェーンが好ましいと書かれている。
「この分散型の安全な家庭向け加入者サーバーシステムがビットコインのブロックチェーンを利用する場合、ビットコイントランザクションの安全性に貢献し、それを維持する多数のノードを利用することができる。」
この申請は、提案されているネットワーク中の多数のノードが、攻撃を受けてもオペレーションを継続することを可能にできることも引用している。
「ノードがダウンしたり、オーバーロード攻撃に遭っても、オープン且つ安全な分散型家庭用加入者サーバーシステムのオペレーションには変更が無いまま、犠牲となったベースステーションのモバイルデバイスのみが影響を受ける。」と説明している。
アメリカの通信会社からブロックチェーン応用に関する特許が申請されたのはこれは初めてのことだ。現在は閲覧できないが、先月同社から「シニアブロックチェーン開発者」の求人情報が出ていることがソーシャルメディア上で話題になっていた。
AT&Tはビットコインによるサーバーの特許取得を追及はCoinPortalで公開された投稿です。
Source: Coin Portal
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