シンガポールの中央銀行がブロックチェーンの技術開発についてインド、韓国と提携した。
10月22日、シンガポールの中央銀行であるシンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore 、MAS)はインド沿岸部の州であるアーンドラ・プラデーシュ州とのブロックチェーン開発プロジェクトにおける合意書に署名を行った。
声明によるとこの提携は、ブロックチェーン技術の教育資源の創出とデジタル決済に焦点を当てたものである。シンガポール金融管理局とアーンドラ・プラデーシュ州政府は『金融サービスにおけるイノベーション』に焦点を当てた規制に関してより広範な議論を行うことを約束している。このプロジェクトのゴールはアーンドラ・プラデーシュ州において新しいフィンテック・スタートアップの開発を促進するハブを創出することだ。
同州の技術アドバイザーであるJ. A. Chowdary氏は声明の中でこう述べている。「シンガポールとヴィシャーカパトナム市(アーンドラ・プラデーシュ州の最大都市)との知識交換は、フィンテック業界における質の高い就業機会を提供するだけでなく、インドとシンガポール両国におけるこの技術の実装に対する市場のアクセスを提供する。」
また2日後の10月24日、シンガポール金融管理局は上記と同様の金融技術の文脈において韓国との合意も行っている。合意の中心内容はモバイル決済とデータ管理において『合同イノベーションプロジェクト』を開発することである。声明においてシンガポール金融管理局のチーフ・フィンテック・オフィサーを務めるSopnendu Mohanty氏は、「この合意はシンガポールと韓国のより深いフィンテックの協力関係の土台となる。」と語った。
シンガポール金融管理局は、昨年同機関が技術プロジェクトへの投資も含めて2億2,500万ドルの投資を行っていることを公開してからブロックチェーンアプリケーションの開発において活発な役割を果たしてきている。当時同管理局は、ブロックチェーンを利用した新しい記録保持システムを開発すると述べていた。
シンガポール金融管理局は今年の初め、ビットコインスタートアップに対する新しい規制の制定の動きも開始している。8月に同機関はこの領域に取り組むスタートアップたちに対する『柔軟な』枠組みを制定すると述べている。
シンガポールの中央銀行がインド、韓国とブロックチェーン技術開発の提携はCoinPortalで公開された投稿です。
Source: Coin Portal
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