ビットコイン週間概況-11/24~11/30

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(11/30終値) 1,133,654円 10,125.98米ドル
時価総額 189,444億円 1,692億米ドル
11/24~11/30の4本値
始値 高値 安値 終値
913,385円 1,317,140円 884,050円 1,133,654円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
11/24 ~ 11/30 2,304,102,108,179
11/17 ~ 11/23 1,273,942,476,311 44.7%
11/10 ~ 11/16 1,687,959,091,158 -32.5%
11/3 ~ 11/9 1,576,341,932,685 6.6%

週間概況と最近の話題

bitflyer-btcjpy-12月04日-2017-14-17-32

 

仮想通貨市場の総時価総額は初めて3,000億ドルを超えた。その内訳はBTCのシェアが1,610億ドル(53.6%)、Ethereum 460億ドル(15%)、BCH 290億ドル(9%)となっている。上位3位の仮想通貨が全体の77%のシェアをしめており、残りの1,328億ドルはアルトコインが占めている。

 

BTCは1,000,000円の大台を付けた後、1,317,140円の最高値を記録し、本稿執筆時点では1,117,580円の取引となっている。

この数週間で時価総額が3,000億ドルまで上昇した。11月初旬にはそれは2,000億ドルを超であり、6月の初旬では初めて1,000億ドルの大台に乗っていた。

 

この急騰は人々にバブルを想起させるであろう。しかし、直近で仮想通貨の時価総額は2,700億ドルまで急落しており、これでバブルのエアー抜きが終了した証左と考えられる。市場は少々過熱気味に見えるが、CMEがBTC先物を年内上場する予定でCBOEがその動きに追随することを鑑みると、上昇トレンドは少なくとも年内は継続するであろう。既に市場では新規の買手が控えているとか、多くの機関投資家が様子見を決め込んでいる等の噂がある。つまり、価格調整は非常に短命になることを示唆している。

 

元HFマネージャーのMike Novogratzは上昇基調が戻ればBTCは2018年中に40,000ドルの大台に乗り、全仮想通貨の時価総額は現在の6倍の2兆ドルとなるであろうと予想している。

非常に楽観的に思えるコメントであるが、誰が年初の時点で2017年中にBTCの価格が10倍になると予想できたであろうか。しかし、それが現実となったのである。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/11/30(基準日) 1,133,654円
2017/11/29(1日前) 1,295,023円 -161,369円 -12.46%
2017/11/23(1週間前) 913,468円 220,186円 24.10%
2017/10/30(1ヶ月前) 677,303円 456,351円 67.38%
2017/8/30(3ヶ月前) 500,800円 632,854円 126.37%
2017/5/30(6ヶ月前) 269,521円 864,133 320.62%
2016/11/30(12ヶ月前) 86,853円 1,046,801円 1,205.26%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

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