ビットコイン週間概況‐9/8~9/14

Prices provided by bitFlyer

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(9/14終値) 391,505円 3,536米ドル
時価総額 64,854億円  586億米ドル
9/8~9/14の4本値
始値 高値 安値 終値
505,049円 505,555円 380,335円 391,505円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
9/8 ~ 9/14 475,608,740,942
9/1 ~ 9/7 640,150,395,893 -34.6%
8/25 ~ 8/31 317,391,268,779 50.4%
8/18 ~ 8/24 427,218,490,375 -34.6%

週間概況と最近の話題

bitflyer-btcjpy-9月17日-2017-17-23-11

 

今週のビットコイン(BTC)市場は暴落となった。 一部の投資家は、これは暴落ではなく価格調整だと主張している。

しかし、仮想通貨市場全体の価格は、明らかに中国の取引所での投機の禁止とICOの禁止に反応し続けている。 先週の記事で触れたように、ICOの禁止はBTC市場に悪影響を及ぼし、中国政府が国内取引所でのBTCやその他の仮想通貨の取引を禁止する計画は、市場にとってもう一つの打撃である。

 

興味深いことに、この取引禁止案は、特に今週のBTC/CNYの24時間取引の数量に悪影響を及ぼさなかった。 BTC/CNYの取引は全通貨中で第2位の23%弱の取引量だった。 第1位はBTC/USDで34%、第3位はBTC/JPNで18.7%であった。

 

しかし、今週の市場が堅調に推移しているにもかかわらず、仮想通貨取引所が不確実な将来に直面する中では、この傾向は長く続くことはないであろう。 例えば、中国第2位の仮想通貨取引所であるBTCCは、9月14日木曜日に9月30日の取引停止を発表した。 取引所は公式のtwitterページのつぶやきの中で、取引所自身は国際取引の規制も遵守する必要があり、中国当局の規制声明の直接の影響を受けたと述べている。 BTCCの取引停止後に、その大幅に減少するであろうBTC/CNYの取引量が他の大手の取引所に移行しそのギャップを埋めるのか、または価格のさらなる下落が起こるのか、その行方を確認するのは楽しみである。

こうした状況が続く中で、9月2日の土曜日にBTCがbitFlyer取引所で566,350円の最高値に達したとは信じがたいことである。 この高値は中国の大混乱前のことである。

ここからは、仮想通貨がどの方向を向いているかが大事なポイントとなる。市場はまだ売り圧力が優勢で、価格のもう一段の低下を示唆している。 チャートでは、33万円までの下落を暗示している。 しかし、そのチャートポイントは押し目買いの絶好の機会であり、今までのBTCは売り材料で反落の後に最高値を更新を繰り返している。

 

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/9/14(基準日) 391,505円
2017/9/13(1日前) 414,040円 -22,535円 -5.44%
2017/9/7(1週間前) 504,791円 -113,286円 -22.44%
2017/8/14(1ヶ月前) 475,744円 -84,239円 -17.71%
2017/6/14(3ヶ月前) 298,480円 93,025円 31.17%
2017/3/14(6ヶ月前) 145,300円 246,205 169.45%
2016/9/14(12ヶ月前) 62,895円 328,610円 522.47%

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Source: ビットフライヤー

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