こんにちは。国府勇太です。
今週(10月3日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

先週を一言で表すと「小確り(こじっかり)な展開」です。
小確り(こじっかり)とは、相場の専門用語です。
急騰はしていないが、相場が徐々に上昇してきており、堅調な状態をいいます。
26日(月)に60,714円でスタートしたビットコイン円。
注目の60,000円を割れることは一度もなく堅調な展開を見せました。
この堅調な勢いは週後半になるほど加速し、30日(金)には高値62,000円をつけ、続く10月1日(土)には62,501円と高値を更新していきました。
今週の見通しは?
一目均衡表をプロットしてみましょう。

見通しは引き続きロング(買い)です。
まず、見るのは雲の位置。雲が下に位置しています。
これは、支持帯(サポート)が現在のレートの下にあり、「しっかりと上昇する下地」が整っているということです。
次に転換線。
こちらは、直近のレートを転換線がサポートしています。
つまり雲と転換線で2段階にサポートされている状態です。
まずは、この転換線に近づいたところを丁寧に拾っていく戦略を推奨します。
最後に遅行スパンですが、こちらはまだ中途半端な位置にあります。
これが日々線(実際の過去のローソク足のこと)をしっかり超えればさらなる買いのサインと見ることができます。

そして、先週から指摘していた雲のねじれ。
雲のねじれは、「変化日」を表し、今まで続いた相場が転換することが多いといわれています。
実際の「雲のねじれ」後の動きをみると、長い陽線があり一段上昇しており、このまましっかり本格的に上昇していくことも期待できます。

ファンダメンタルズで気になる点は以下2点です。
今週Fiat通貨では、月に一度のビックイベント「雇用統計」が控えています。
発表時間は、7日(金)21時30分です。
今まで、ビットコインなどの仮想通貨にはあまり影響がありませんが、「雇用統計」の結果次第では今後のアメリカの利上げの影響も考えられます。念の為、注意して下さい。
さらに、現在ヨーロッパではドイツ銀行が破綻するのではないかという、いわゆる「ドイツ銀行問題」があります。
仮に破綻すれば、あのリーマンショック以来の世界恐慌が起こるとさえいわれています。
こちらも関連ニュースの動向に注意して下さい。
では、今週もトレードがんばりましょう!
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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Source: ビットフライヤー
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