ビットコイン週間概況‐8/18~8/24

Prices provided by bitFlyer

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

【免責事項】当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者及び当社は責任を負いません。

週毎の取引・最近4週の調査結果

週間概況と最近の話題

米国と北朝鮮の緊張緩和を理由に、今週のBTC価格は7日ぶりの安値を付けた。筆者先週の予想では、米朝間の緊張が弱まった場合、BTC価格は43万円を下回るだろうという予測をした。 ビットフライヤー取引所でBTC価格は390,000円まで下落した。40万円を下回ったのは2週間ぶりである。

今週、北朝鮮がグアムをミサイル攻撃の標的とする新しい映像を公開し、米国への威嚇を強めているにもかかわらず、米国は依然として、トレーダーを喜ばすほどの反応を示していない。

KRW/BTC取引量は先週19％であったが、今週はほぼ半分の10％に下がっており、地政学的緊張が緩和し始めていることを示している。 韓国のトレーダーたちは、BTCのポジションを閉め、彼らの優先する仮想通貨Ethereumの取引に戻った。

1つのイベントをテーマとする取引戦略が終わると、別のイベントが出現する。 先週、BTC対BCH間の取引機会があった。 BTC価格が上がったときBCH価格は下がり、その逆もまたあった。しかし、このスプレッド取引はここ数日で終了したようだ。 しかし、BTC-BCHの話はこれだけではない。 実はBTCが大きな取引量を持っているにもかかわらず、BCHがマイナーの興味を引きつけ始めているのである。 これは、先週マイニング難易度が大幅に低下した後、BCHをマイニングする方がより収益性が高まり、多くのマイニング・プールがそのリソースをBCHマイニングにシフトし始めたからである。 執筆時点では、BCHは過去24時間のマイニングハッシュレートは35％であった。 これは、BCHのハッシュレートが8月20日時点でわずか5％を下回っていたことを考慮すると、大きな進歩である。

BTC価格の今後の動向を占う事例として、昨年この時期に発生した唯一の実際の例としてEthereumのハードフォークだけを参考にするは難しいものがある。 しかし、Ethereumでは、両方のネットワークが別々の方向に構築されることを望んでいた点がBTCとは大きく異なり、BTCフォークはこれまでよりも競争的となっている。

時価総額がより低いため、BCHはハッシュ・パワーの変更等のイベントに影響されやすい一方、BTCはより安定している。 近いうちに2つのコインの間にさらに多くのトレーディング戦略が開発されることは間違いないので、この2つの仮想通貨に注目し続けることが重要である。

過去の価格との比較

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー