ビットコイン週間概況‐6/9~6/15

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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(6/15終値) 255,200円 2,307.31米ドル
時価総額 41,833億円 378億米ドル
6/9~6/15の4本値
始値 高値 安値 終値
298,490円 338,300円 250,600円 255,200円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
6/9 ~ 6/15 211,623,554,530
6/2 ~ 6/8 161,442,557,091 23.7%
5/26 ~ 6/1 187,954,389,501 -16.4%
5/19 ~ 5/25 254,609,516,384 -35.5%
Screen shot 2017-06-19 at 9.37.23 PM

 

週間概況と最近の話題

ビットコインは 6 月 12 日に仮想通貨史上で初のUS$3,000の大台を付けた。年初からの上昇傾向は主にアジアからの投資家の需要に支えられていた。しかし新高値を示現した直後の翌日には短時間で 10 %以上の急落を見せ historical volatility が急上昇した。中国取引所において買いポジションの大量保有者が利益確定の売りを出したことが主因である。

対米国ドルの BTC 取引ボリュームが 24 時間取引の 35 %のシェアを持っており人民元、日本円、韓国ウォンの取引総額が全体の 40 %を占めている。米国とアジアの三ヵ国が現在の上昇相場を主導しているのである。

興味深いことに、日本と韓国における取引価格にはいつもプレミアムが付いている。例えば韓国の取引所では BTC は他国の主要取引所に比べて 20 %程度割高に取引されている。これが BTC の取引高シェアに影響を及ぼし、韓国、日本の世界での順位を第 3 位、第 4 位に押し下げているのである。

この BTC 価格が割高になる背景には韓国のアンチ・マネーロンダリング政策の一つ資本規制の影響がある。この規制により韓国投資家は他のアセットクラスに投資する機会を失っているのである。今週は BTC への投資急増からこのプレミアムが減少している。

今年もやっと半分が過ぎただけである。2017 年前半の 6 カ月だけで BTC は約 270 %上昇した。本年 1 月、ビットフライヤ-では 1 BTC は 116,099 円で取引を開始した。これが筆者コメント執筆の現時点で 316,800 円である。BTC のパフォーマンスは米国ブルーチップ株、為替取引、日経225、NYダウ等の主要なアセットクラスを凌駕している。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/6/15(基準日) 255,200円
2017/6/14(1日前) 298,480円 -43,280円 -14.50%
2017/6/8(1週間前) 298,490円 -43,290円 -14.50%
2017/5/15(1ヶ月前) 206,075円 49,125円 23.84%
2017/3/15(3ヶ月前) 145,300円 109,900円 75.64%
2016/12/15(6ヶ月前) 92,500円 162,700 175.89%
2016/6/15(12ヶ月前) 73,750円 181,450円 246.03%

Source: ビットフライヤー

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