ビットコイン週間概況-10/13~10/19

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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日本円 米ドル
価格(10/19終値) 638,419円 5,674米ドル
時価総額 106,187億円  944億米ドル
10/13~10/19の4本値
始値 高値 安値 終値
580,196円 660,000円 571,000円 638,419円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
10/13 ~ 10/19 1,065,990,412,176
10/6 ~ 10/12 597,292,691,325 44.0%
9/29 ~ 10/5 409,760,560,558 31.4%
9/22 ~ 9/28 317,134,341,866 22.6%

週間概況と最近の話題

1019

 

先週の金曜日にBTCは660,400円の最高値を記録し、仮想通貨市場全体の時価総額を1,750億ドルまで引き上げた。BTC自体の時価総額も市場初の1,000億ドルに近づいた。BTCは最高値を付けたあとに18日水曜日に571,000円まで急落し、本稿執筆時点では658,270円まで値を戻している。

 

Bravenewcoinのウェッブサイトによると、世界の通貨別BTC取引シェアは

BTC/JPYが37%、BTC/USDが30%、BTC/KRWが11.8%となっている。この取引高トップ3のシェアはBTC取引数量の80%弱となり、価格決定に多大の影響を持っていることが分かる。一方、BTC/CNYの通貨ペア―は取引量全体の1.2%となっている。

 

ここから先のBTCの価格トレンドには非常に読みにくい。確かに、価格急落からのV字型の調整はBTCが70万円を到達は暗示する。今回の価格の急回復はBTCの押し目待ちの投資家が多数いたことの証左である。

 

背景を考えると、11月に予定されているハードフォークの前にBTCを購入した方がよいとの思惑が市場にあり、それが買手を呼び、今の価格の上昇に結びついているのではないか。本年の8月にBTCのハードフォークによりBTCキャッシュが生み出されたように、今回も新しい仮想通貨が作成される可能性がある。投資家はその新しいコインはBTCキャッシュと同様にBTCをその時点まで保有していれば11月に作成される新しいコインが無料で付与されると考えている。このコインはBTCゴールドと呼ばれているが、現時点ではこのコインが作成される保証はない。それだけでは無く、どこの仮想通貨取引所もBTCゴールドへのコメントを控えている。

 

BTCは買い圧力が旺盛で、更なる高値を目指しているように見える。しかしながら、BTCの値動きをRSIでみると高値警戒圏にあることがわかる。BTCの値動きに明確なトレンドが見えるまで、今は少し慎重なスタンスを取った方がよさそうだ。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/10/19(基準日) 638,419円
2017/10/18(1日前) 582,500円 55,919円 9.60%
2017/10/12(1週間前) 580,196円 58,223円 10.04%
2017/9/19(1ヶ月前) 440,400円 198,019円 44.96%
2017/7/19(3ヶ月前) 261,989円 376,430円 143.68%
2017/4/19(6ヶ月前) 133,310円 505,109 378.90%
2016/10/19(12ヶ月前) 65,523円 572,896円 874.34%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

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