日本円 | 米ドル | |
---|---|---|
価格(12/1終値) | 88,563円 | 772.09米ドル |
時価総額 | 14,186億円 | 124億米ドル |
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|
84,426円 | 88,800円 | 83,716円 | 88,563円 |

週間概況と最近の話題
今週のビットコイン価格は予想された通りアメリカの感謝祭休暇のため、底堅く静かな値動きでした。アメリカを拠点とするトレーダー達は家族や友達と過ごすため休暇を取り、市場の流動性に減少していました。
しかし、すでに休暇は終わり近日中に価格をブレークさせて押し上げるような影響を強めているように見えます。
最大の引き金の一つになっているイベントはインドで起きているようです。先週、伝えられた通りインドでのビットコインの利用が急激に増加しています。この仮想通貨への大きな興味の背景には、インド政府による1,000ルピーと500ルピーの紙幣を廃止する決定が関係しています。
高額紙幣の廃止は最近、世界中の多くの地域で起きています。5月にはヨーロッパ中央銀行が500ユーロ紙幣の印刷を止めるが、2018年までは有効であると声明を出した他に、アメリカでも $100紙幣を廃止することを検討しているという噂もあります。高額紙幣を廃止しようとする動きは主に、政府が偽札やマネーロンダリングなどの犯罪行為の減少を意図しているためです。
しかし、世界中の紙幣を徐々に廃止する動きはインドで起こっているほど急速ではありません。今回のインドでの急変は多くのインド人の意表を突いたため、資産の保全の代替法を探すこととなり、ビットコインがその選択肢の一つとなったということです。
ビットコインは多くの方法で資産を保有する事ができ、その一つの形態に携帯電話での保有があります。これはデータや携帯料金が最も安い国の一つであるインドにとって最適です。なぜなら、インドでは大きな消費市場の存在に加え、通信事業者が国内での通信のシェアを獲得するために携帯電話に着目しており、激しい競争繰り広げているためです。
インドでは10億人以上が携帯電話を使い、3億人以上が携帯電話を定期的にインターネットへアクセスするための手段に使っています。そして国の1%の富裕層が1300万人いるため、もしその1%の数パーセントしかビットコインに目を向けなくても、ビットコイン価格に上昇圧力をかけるには十分なはずです。
先週述べたように、これはビットコイン価格が今年中に100,000円まで急騰することにつながるかもしれず、この可能性は大いにあり得ます。もしこれが起きれば、仮想通貨にとって2016年が良い締めとなるでしょう!
過去の価格との比較
日付 | 価格 | 価格差 | 変化率 |
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2016/12/1(基準日) | 88,563円 | ||
2016/11/30(1日前) | 86,853円 | 1,710円 | 1.97% |
2016/11/24(1週間前) | 84,440円 | 4,123円 | 4.88% |
2016/11/1(1ヶ月前) | 77,416円 | 11,147円 | 14.40% |
2016/9/1(3ヶ月前) | 59,272円 | 29,291円 | 49.42% |
2016/6/1(6ヶ月前) | 59,550円 | 29,013 | 48.72% |
2015/12/1(12ヶ月前) | 44,931円 | 43,632円 | 97.11% |
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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。
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Source: ビットフライヤー
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