今週のビットコイン/円相場は上昇、約2年ぶりの高値水準となっている。14日月曜日には72,000円までの一時的な急落があったものの、その後順調に上昇に向かい17日の夜には83,355円の高値を付けた。本稿作成時点では82,000円代後半を推移している。
今年6月にも半減期相場でビットコインの価格が高騰したが、今回はさらにそれを上回る水準で、ビットコインの価格が83,000円を超えるのは2014年の1月以来だ。
ビットコインの価格は人民元で見ても壁になると思われていた5,000元を超えて5,200元代に到達しており、人民元が対ドルで下落が続いていることを受けてビットコインのニーズが中国人投資家の中で高まっているのではないかと考えられる。
中国の大手取引所HuobiのCOO朱 嘉伟氏は16日、「直近のインドの中央銀行による高額2紙幣の廃止や、12月に行われるイタリアの国民投票においてEU離脱を主張する反体制派の投票が注目を集めていることなどの国際情勢がビットコインへの資産流入を促しているのではと見ています。また、人民元のレートが16日に大きく下げたことから中国国内の投資家のリスク回避の意識が高まりビットコインの価格上昇を招いたのではと推測します」と話している。
テクノロジー面ではマイナーによるSegwitの投票が始まるのだが、昨日はBitcoin Unlimitedを支持するViaBTCの創業者がReddit上でAMA (Ask Me Anything, 何か質問ある?) とコミュニティに呼びかけ、大きな話題となった。今後Segwit投票を巡って賛成派とブロックサイズ引き上げ派の間の議論(ブロックサイズディベート)が激しくなりそうだ。
このような状況の中で迎える今週末、ビットガールズで盛り上がるのも良いがマーケットの動向も欠かさずチェックしておきたい。
【11月14日週のビットコイン相場】はCoinPortalで公開された投稿です。
Source: Coin Portal
コメントを残す