30日のロンドン市場は、リスク動向をにらんで円相場が振幅。序盤は円買いが先行し、ドル円は100.75近辺まで下落。欧州株が続落しており、ドイツ銀の大幅安などが不安を広げた。原油先物がジリ安で始まったこともリスク回避を誘った。ただ、ドイツ銀株が一時10ユーロ割れとなった後は買い戻しが入った。取引中盤にかけてドル円は101円台前半へと反発。
クロス円も下に往って来いに。ユーロ円は113円割れから一時112.60近辺まで下落。その後は113円台前半まで反発。ユーロドルは1.12台前半での揉み合いを下放れて、一時1.1163レベルと9月22日以来の安値水準に下落した。
第2四半期の英GDP確報値は前期比+0.7%と改定値+0.6%から上方修正された。設備投資が前期比+0.5%から+1.0%に上方修正されている。この結果を受けてポンド買いの反応。ポンドドルは1.2950近辺から一時1.2990近辺まで急伸。ポンド円は130円台後半から131円台乗せへと買われた。対ユーロでもポンド買いが優勢になっている。
取引中盤にかけて原油先物が再び堅調な動きをみせており、リスク警戒感はやや緩んでいる。NY原油先物は47ドル台前半から後半へと再び上昇。カナダ円は76円台前半から後半へ、豪ドル円は76円台半ばから77円乗せへと下げ渋り。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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