東京外為市場終盤は、もみ合いとなっている。序盤は、米債利回りが低下したことを受けて、ドル売りが優勢となった。だが、中盤に入ると、米債利回りが低下幅を縮小させたことから、ドルがジリジリと買われた。中盤以降は、手掛り材料難のなか、もみ合いとなる通貨が目立った。ドル円は1ドル=110円台後半、ユーロドルは1ユーロ=1.06ドル台前半の取引となっている。
ドル円は、110円台後半でのもみ合いとなっている。序盤は、午前5時59分ころ発生した地震を背景とした円買いや、米債利回りの低下を背景としたドル売りを受けて、軟調に推移し、110.27付近まで下落した。ただ、中盤は、米債利回りが低下幅を縮小させたことから、一転して買い優勢となり、110円台後半まで戻し、序盤の下げ幅を帳消しにした。終盤は、110.80付近を中心にもみ合いとなるなか、きょうのこれまでの高値となる110.90円まで一時上昇する場面もあった。
ユーロ円は、117円台後半で取引されている。ドル円と同様に序盤は軟調に推移し、117円台後半から117円台半ばに下落した。だが、中盤に入り、地合いを引き締めると、117円台後半に戻し、往って来いとなった。その後は、同水準を中心にもみ合いとなっている。
ユーロドルは、1.06ドル台前半でもみ合いとなっている。序盤は、米債利回りの低下を背景に1.06ドル台前半から1.06ドル台半ばに水準を引き上げた。ただ、ドル売りが一服となると、1.06ドルまでジリジリと売られ、往って来いとなった。中盤以降は、1.06ドル台前半でもみ合いが続いている。
なお、銅価格の上昇などを背景に、オージードルが堅調に推移しており、豪ドル/ドルは、朝方の0.73ドル台前半から終盤には、一時0.74ドル台に上昇した。その後は、0.73ドル台後半で推移している。
日経平均は続伸。終値は前営業日比56.92円高の1万8162.94円となった。
午後3時18分現在では、ドル・円は1ドル=110.81円前後、ユーロ・円は1ユーロ=117.77円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.0629ドル前後で取引されている。
みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug
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