【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(4月30日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「いよいよ100万越え!しかし右往左往」です。
4月23日(月)に949,000円でスタートしたビットコイン円。
先々週の上昇トレンドの勢いそのままに、24日(火)に急伸。とうとう大台100万円を超えました。
100万円を超えたことでさらに勢いが増し、一気に高値1,065,195円をつけました。
今回の100万円のようにチャート上節目となるポイントを抜けると、抜けた方向にさらに動きが加速することを「ブレイクアウト」といいますが、ビットコインをはじめとする仮想通貨の場合、この動きが顕著に現れやすいです。
しかし、翌日25日(水)には大きく反落。
前日の上昇分そのまま反落し元通りとなる「行って来い(いってこい)」の展開でした。
その後は100万円をはさんだ攻防、週末のGWに向けじわじわと比較的堅調となり、結局1,019,809円と100万円超えで週末クローズしました。
久しぶりの100万円への回復とのことで仮想通貨界隈のムードは明るい一週間でした。
そんな中気になるのはモナコインの動きです。
23日438円だったモナコインは、27日高値649.3円(48.2%の上昇)まで急上昇しています。

人気のライブ配信サービス「ツイキャス」がモナコインに対応することを受け、買いが集まりました。
今までは、アルトコインの売買基準が仮想通貨自体の仕組み(PoW、PoI、ICOなど)といった「将来性や期待」が主な材料でしたが、今後は「いかに実用で使われるか」が材料になりそうです。
さらに2018年は、玉石混合のアルトコインの中でも「使える」ものだけが生き残る、淘汰されていくフェーズに入ってきます。
「何でもいいからたくさんのコインを買っておく」では、ほとんどが無価値になってしまうかもしれません。
今週の見通し
一目均衡表をプロットしてみましょう。

おもしろい位置ですね。
注目するのは「雲」です。直近のレートが雲を超え、完全に上昇に向けた準備ができている状態です。
今週に入って100万円を割っていますが、この「雲」がまだまだ支持帯(サポート)としての役割をしっかりしています。
サイド(買いか売りか)はロング(買い)です。
「雲」のラインを損切りラインの目安にしてしっかりと上昇の勢いにのるトレードをしましょう。
ただ、直近サポートとしても機能していた転換線を割ってしまっているのが気になります。
スイングトレードの場合は損切りもしっかりとしましょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
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Source: ビットフライヤー
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