こんにちは。国府勇太です。
今週(12月26日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

先週を一言で表すと「年末に大台10万円を突破!」です。
先週19日(月)に93,785円でスタートしたビットコイン円。
ハイライトは週の中盤、21(水)22日(木)。
しっかりした上昇トレンドのビットコインが買われ、とうとう10万円の大台を突破しました。
以前から「10万円を超えたら買い」と言っていましたが、やはり10万円を抜けるとやはり上昇は加速し、23(金)には一気に111,218円の高値をつけました。
その後、フィアットクローズ後の土日に利益確定の売りが入り、一旦は下げるもまだ10万円は割れていません。
大事なことは、年内にとうとう10万円を達成したということです。
こういった相場を「やりきった」というのですが、2016年ビットコイン円は10万円の大台を達成することで「やりきった」といえます。
日経平均もダウも「20,000」という大台を年内に達成できなかった中(12/26時点)、ビットコイン相場だけこういった大台にしっかり乗せてきたということはかなり意味があることです。
このブログでは、いつもバイオンディップ(押し目買い)を推奨し続け、そんななか年内に10万円の大台を達成したので、それを参考にしていただいた読者の方々のパフォーマンス向上にも貢献できたことと信じております。
(ビットコインのアーリーアダプターである皆さんのなかからビットコイン長者が出てくることで、ビットコイン業界がさらに盛り上がっていくと考えております)
ちなみに、フィアット(ドル円)の動きは以下です。

先週は、トランプラリー後の高値圏での停滞で特に動きはありませんでした。
現在、次の動きに向けての準備期間といえそうですが、動きをみると底堅く堅調さを感じます。
ドイツのベルリンでトラックが突っ込む無差別テロやホリデーシーズンを狙ったテロの動きがあり、そういったニュースで神経質にドルが売られる場面も見られました。
年末にかけて、テロ関連のニュースに注意が必要です(国内外問わず、皆さんも十分気をつけて下さい)。
今週の見通しは?
見通しはロングで変更ありません。
SMA(単純移動平均線)を見てみましょう。

時間軸は日足で、パラメーターは以下です。
短期線:15
中期線:50
15SMAがしっかりワークしています。
トレンドに乗りたいところでもあるのですが、年末でさらに10万円という大台を達成してしまったので、あまり深追いしないことをオススメします。
「みんなが怖がっている時にしっかり買いを入れ、過熱しだしたら少し冷静になる」というのは投資の鉄則です。
特に、長期で保有を考えている方は待っていればチャンスは来ます。
レートウォッチはしっかり行い、ストンと落ちるところを気長に待ちましょう。
短期トレードの方は大台10万円をサポートにしっかりトレンドに乗った取引をするのもありです。
ただ、アゲインストに走った際はしっかり損切りをしましょう。
最後に
今日で年内の記事はラストです。
まだまだビットコイントレードに着目した分析記事は少なく、そんな中、少しでもビットコイントレーダーの皆さんの参考になればと、現役FXディーラーとしてビットコイン相場を素直に捉えた分析を心がけてきました。
僕も皆さんと同じくビットコインに関してはいち個人投資家でありいちビットコインファンです。
少しでも皆さんがトレードする際の指針になれたならこれ以上のない喜びです。
今後とも一緒にビットコインを盛り上げて行きたいと考えています。
来年もまた気持ちを新たに相場に向かっていきたいと思います。
宜しくお願い致します!
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう!
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
【免責事項】当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社は責任を負いません。
Source: ビットフライヤー
コメントを残す