ビットコイン週間概況‐5/5~5/11

Prices provided by bitFlyer

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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週毎の取引・最近4週の調査結果

過去の価格との比較

週間概況と最近の

今週の火曜日、ビットコインが歴史上初めて、200,000 円(USD 1,800)を超えました。１週間の動向を見ると、bitFlyerにおけるビットコイン価格が 169,761 円から 216,980 円に 21 %の上昇を見せています。ビットコイン価格は全体的に2017年始めから、80％の上昇を見せています。

この上昇の理由は日本の取引所に置ける仮想通貨市場の底堅い展開と、それによるビットコインの世界市場への影響です。

以前の記事で述べたようにビットコインの需要は、日本におけるルール改正やビックカメラ等の家電量販店によるビットコイン支払いの受け入れによって、著しく上昇しています。

これから先、ビットコインから派生した新たな金融商品が市場に出てくるでしょう。そのうちの明らかなものとして、ETFが挙げられます。これは、アメリカにおいて、証券取引委員会の承認を受けるのが困難な状況であり、日本でも承認は得られていません。対して、日本の金融庁はすでにビットコインを物やサービスを売買する際の決済方法としてルールに定めました。代替的なオプションとしては、ETNの導入です。スウェーデンでは、すでにオープンエンド型のETNを導入しています。ETNはBitcoin Tracker One(COINXBT：SS)と呼ばれ、原資産はビットコインで投資家の費用を減じた対米ドルで表示されます。

このようなETF・ETNが導入されたら、ビットコイン価格に今までよりもさらに急激な上向きの圧力がかかるでしょう。

過去の価格との比較

Source: ビットフライヤー