ビットコイン週間概況-11/10~11/16

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

【免責事項】当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者及び当社は責任を負いません。

日本円 米ドル
価格(11/16終値) 847,483円 7,508.82米ドル
時価総額 141,385億円 1,253億米ドル
11/10~11/16の4本値
始値 高値 安値 終値
832,191円 860,860円 608,500円 847,483円

週毎の取引・最近4週の調査結果

日付範囲 取引数量(日本円換算) %変化
11/10 ~ 11/16 1,687,959,091,158
11/3 ~ 11/9 1,576,341,932,685 6.6%
10/27 ~ 11/2 1,131,907,437,798 28.2%
10/20 ~ 10/26 1,079,956,467,704 4.6%

週間概況と最近の話題

bitflyer-btcjpy-11月25日-2017-21-47-33

 

急成長を遂げている仮想通貨であるBTCは、世界有数の米国先物取引所のCMEがBTC先物の上場を準備しているとの発表後、1,000ドル以上の急騰を示現した。この価格上昇には今週の水曜日にSegwit 2xがコミュニティ内でコンセンサスの欠如により実行されないとのアナウンスをしたことも影響している。当初は仮想通貨のBTCが二つに分裂しどちらが本当のBTCか分からなくなるのではとの懸念が投資家に不安をもたらしていたが、この発表後に価格上昇が続いた。

 

他のニュースとしては、BTC/USDの取引ペアの取引高がBTC/JPYを6週間ぶりに追い抜いたことがある。Bravenewcoinのサイトによると、取引シェアはBTC/USDが36.9%、一方BTC/JPYは31.4%となっていた。これには前述のCMEのニュース発表後の週に、仮想通貨取引所において数百、数千の新規口座が開設されてことが背景にある。

 

米国のCMEやCBOE等の取引所が仮想通貨の商品を上場するとの発表は、伝統的なWall Streetの投資家達の信認と注目が仮想通貨自体に更に向き始めていることを示している。BTCは年初来600%の上昇を続け時価総額は1,200億ドルを超えており、仮想通貨全体の60%弱の市場シェアを占めている。本稿執筆時、全体の仮想通貨全体の時価総額は2,040億ドルとなっている。

 

BTCトレーディングデスクの開設を検討しているGoldman Sachs等の金融機関が存在していることもあり、BTCを含む仮想通貨全体は上昇を続けるだろう。また、急成長を続けている仮想通貨市場での投資機会を狙っている最近設立された70を超えるヘッジファンドの存在も影響している。Segwit 2xのハードフォークが中断されたことも下支えとなり、BTCは年末に掛けて百万円を超えるラリーを演じるであろう。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/11/16(基準日) 847,483円
2017/11/15(1日前) 810,900円 36,583円 4.51%
2017/11/9(1週間前) 833,125円 14,358円 1.72%
2017/10/16(1ヶ月前) 633,496円 213,987円 33.78%
2017/8/16(3ヶ月前) 453,565円 393,918円 86.85%
2017/5/16(6ヶ月前) 207,506円 639,977 308.41%
2016/11/16(12ヶ月前) 79,617円 767,866円 964.45%

Prices provided by bitFlyer

Source: ビットフライヤー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です