【東京市場】ドル円堅調、北朝鮮リスクを背景とした円買いが一巡

 東京外国為替市場で、ドル円は109.65円付近まで上昇した。朝鮮半島の有事が警戒されていることや、米国の物価上昇率の弱さがドル円を圧迫しているものの、先週末の時点で円高・ドル安に一服感があり、週明けの東京市場ではドル円やクロス円にショートカバーが入った。

 4-6月期の日本の国内総生産(GDP)が堅調だったことが円安につながったとの指摘はあるが、日経平均株価は続落しており、リスク選好パターンの円安にはみえなかった。北朝鮮の中距離ミサイルが日本上空を通過するリスクがあるなかで、GDPを好感する気分にはなれない。

 ユーロ円は129.65円付近、ポンド円は142.68円付近、豪ドル円は86.62円付近まで強含み。中国の小売売上高や鉱工業生産指数は材料視されていない。

みんかぶ「KlugFX」東京

Source: klug

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