【東京市場】ドル円重い、北朝鮮リスクによる円高を警戒

 東京外国為替市場で、ドル円は110円ちょうど付近で小動きながら、上値は重い。緊迫感は一方的に高まっていないが、北朝鮮によるグアム攻撃が依然として警戒されている。反発して始まった日経平均株価は伸び悩み、マイナス転換した。8月15日は北朝鮮の祖国解放記念日にあたり、ミサイル発射が警戒される。

 ユーロ円は129円半ばまで戻したものの、上値が抑えられている。ポンド円も143.30円付近から142円後半へ失速。ドル円・クロス円ともにリスク回避の円買いがくすぶっている。

 政策金利を過去最低水準で据え置いたNZ中銀が声明文や金融政策報告を公表した後、NZドル買いが入った。NZドル円は81円ちょうど付近、NZドル/ドルは0.73ドル後半まで上昇。ただ、NZドル買いは続かず、東京午後にかけてNZドルは対円・対ドルで前日比マイナス転換した。午後2時過ぎにNZドルは値を崩した。NZ中銀のマクダーモット総裁補が、「NZドルは下向きの調整が必要」と述べたことが売りにつながった。

みんかぶ「KlugFX」東京
Source: klug

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