【東京市場】ドル買いポジションに調整入る

 週明け19日の東京外国為替市場は、ドル円が118円近辺から117円台前半に値を落とすなど、これまでのドル高進行に対する調整の動きが目立つ展開となった。
 
 ドル円は金曜日に中国軍が米無人潜水機を摂取と報じられた際に付けた安値を割り込み、一時117円17銭近辺まで値を落とす展開に。

 クリスマスを前にして、取引参加者が少なくなる中で、高値からの買いに慎重な姿勢が見られ、短期筋のポジション調整を誘ったとみられる。

 今日、明日の日銀金融政策決定会合を前に調整が入りやすくなった面も。もっともも日銀会合に関しては、景気判断の上方修正が期待されているものの、現行の長短金利操作付き量的・質的緩和政策については現状維持見込み。景気判断の上方修正もすぐに現行緩和策の後退につながるものではなく、当面は現政策が維持されると予想されている。これにより米国との金利差は、今後も拡大していくとみられており、ドル円の上昇基調に対する本格的なハードルとはなりにくい。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅

Source: klug

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