【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(7月31日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「歴史的場面でも、大きな混乱はなし」です。
週オープン24日(月)に304,815円と30万円台でスタートしたビットコイン円。
その後、25(火)、26(水)は陰線で下げ、一時30万円割れの27万円台を推移していました。
しかしその後はしっかり上昇し28(金)には再び30万円超え。
その後週末は小動きで結局30(日)に305,242円と週末オープンと変わらない水準でクローズしました。
そしてなんといっても注目は8月1日の夜。とうとう新ビットコインが誕生しました。
ただ、このことによる混乱はほとんどなく、8月1日の安値も281,500円というボラティリティの大きいビットコインとしては物足りない動きでした。
ちなみにフィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

こちらは夏枯れでほとんど商いの薄い状態が続いています。
世界中の為替のディーラーがまったりするような相場です。
■今週の見通し
ビットコインキャッシュという新しいビットコインが誕生しましたが、特になにも変わらないです。
見通しはロングで変更ありません。
むしろ、今回の混乱で20万円割れなどすれば絶好の買い場だったのですが、ほとんど動きはありませんでした。
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。
パラメーターは±σ2です。

ほぼバンドの枠内の動きです。
30万円割れが一つの買いのポイントとマーケットは見ています。
さらに細かく見ていくと、8月1日の下げも点線(20日移動平均線)でタッチしています。
つまり、今後この点線がスイングトレード(2,3日から1週間程度のトレードのこと)における買いのポイントとして意識されます。
ただ、今回のイベントで「もう少しボラティリティが大きくなってくれればチャンスも増えたのにな」というのがディーラーとしての率直な感想です。
ただ、下げは突然来ます。
そういった時にしっかりいいコストで仕入れられるよう、少しキャッシュを備えて準備しておいたほうがいいかもしれません。
では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。
Source: ビットフライヤー
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