ビットコイン週間概況‐7/28~8/3

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【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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週毎の取引・最近4週の調査結果

週間概況と最近の話題

今のところ、ビットコインのブロックチェーン分岐問題は、比較的穏やかに推移している。bitflyerでは、ビットコインの価格は7月27日から6.8％上昇し、取引量に関してはUSDBTCが33％のシェア―で全体的の第1位となり、それにCNYBTCとJPYBTCが続いています。

ブロックサイズのスケーラビリティに関するビットコインの混乱はその終息を見るまでにほぼ3年の歳月がかかりました。この間にスケ―リングがどのように実施されるべきかに関する多くの議論なされ、結果的にこの内戦はBTCコミュニティを大きく二つの組織に分割してしまった。しかし、SegWit2xを実装した最初のステップであるBIP 91が稼働したものの、この戦いは続いているように思われる。

今後の目指すべき方向の違いから、ビットコイン・ブロックチェーンのネットワークからの分離発生時に、ビットコイン・キャッシュと呼ばれる新しいコインが市場に導入された。ビットコイン・キャッシュはビットコインとは異なる仮想通貨であるため、アルトコインに分類される。

この二つの主な違いは、ビットコイン・キャッシュのブロックサイズが8MBに対してビットコインが2MBであることある。ブロックチェーンのサイズはトランザクションの速度に直接影響するので、サイズが大きくなればなるほどビットコインの処理量は増えることとなる。一般的なガイドラインとして、分割前のビットコインのブロックサイズは1MBで、約7トランザクションを1秒間で処理していた。これを1秒間に1,600件の処理を行えるビザデビットカードと比較すると、ビットコインにはもっと多くの開発余地が残されていることが分かる。

Bitflyerをはじめとする、ビットコインを扱う数多くの取引所は、顧客口座にBCCを付与することを表明している。これに関して顧客は何もする必要が無くBCCが分岐しそのブロックが正常に生成され始めると、その顧客の持つ口座の所有する１単位のビットコインに対して１単位のBCCトークンが自動的に付与される仕組みとなっている。筆者の本コメント作成時のcoinmarketcap.com 上でのBCC価格は21％増の35,000円程度であった。このことは、BBCが当初期待していたよりも堅牢で価値あるものになることを示唆している。

更に注目すべき点は、来週以降この安定した状態が続く場合、ビットコインの価格が再び上昇し始めるということである。

過去の価格との比較

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Source: ビットフライヤー