きょうのNY為替市場はドル売りが一服している。米国債利回りがNY時間に入ってプラス圏に浮上したことがサポートした。明日からのFOMCや、米GDP速報値の発表を週末に控え、ドルショートの巻き返しが出たものと思われる。
今回のFOMCは、政策変更は無いものと見られており、注目は声明に集まっている。9月のバランスシート縮小開始に向けた何らかのヒントが出るか注目されており更に、9月は見送られるものの、年内12月利上げの可能性はまだ残っていることを示唆してくる可能性もあるとのタカ派な見方も出ている。その場合、売られ過ぎ感も出ているドルは買い戻しが強まる可能性も一部では指摘されていたようだ。ただ、反応は未知数。
ドル円はNY時間に入って下げ渋る動きを見押せており、111円台に戻している。ストップを巻き込んで一時111.30近辺まで上昇。先週末の流れを引継いできょうのドル・円は110円台に下落した。先週の下げでテクニカル的なサインも出ており、売りが優勢になった模様。一時110.60近辺まで下落していた。
目先の上値レジスタンスは111.50水準。更に上は100日線が111.70付近に来ている。
ユーロドルは利益確定売りが優勢となり、1.16台前半まで下落している。先週のECB理事会はハト派な雰囲気も強かったが、市場のユーロ買いは勢いが衰えず、1.16台後半まで一時上昇していた。しかし、今週のFOMCや米GDP速報値など米国発のイベントが控える中、ユーロロングの整理も出ていたようだ。この日発表になったユーロ圏PMIが予想を下回ったことも利益確定の動きを後押ししている。
ただ、ユーロの上値期待も根強い中、下値での押し目買い意欲も強く、1.16ドル台割れを試す動きまでは見られていない。
Source: klug
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