24日のロンドン市場は、前日からのドル高水準での取引。序盤に小幅ながらドル高水準を更新する動きがみられたが、その後は売買が交錯している。前日にドル買いを誘った米債利回りは、前日比小幅マイナスで推移している。欧州株は買いが先行しているが、取引中盤には上げ幅を縮小。一方、米株先物は時間外取引で堅調と、まちまち。ドル高水準を維持しつつも、クロス取引などでは調整も入り、強い方向性はみられていない。
ドル円は108円台後半での取引が続いている。序盤に高値を108.92レベルまで広げたが、その後は値動きが一服。下押しは108.75近辺までと浅い。前日からのドル高水準での揉み合いとなっている。
欧州通貨は上下動。ユーロドルは1.22ちょうど水準を挟む振幅。上値は1.2224レベルまで、下値は1.2182レベルまで。前日からの安値を小幅に広げたものの、すぐに買い戻しが入っている。ただ、ドル安方向への動きも限定的。ユーロ円は132.62レベルまで下押しされる場面があったが、その後は132.99レベルまで高値を伸ばした。ただ、ドル円の109円台とともにユーロ円も133円台には乗せ切れていない。この日発表された4月のドイツIfo景況感指数は102.1と事前予想および前回値を下回った。これで昨年11月につけた105.1をピークとしてその後は5ヶ月連続の低下となっている。
ポンドドルは1.39台前半から半ばでの振幅。序盤に1.3918レベルまで下落したが、前日安値は割り込まず。その後の反発は1.3961レベルまで。ポンド円は前日からの高値水準での揉み合い。下値は151.50台がサポートされており、一時151.94レベルまで前日からの高値を広げた。ただ、152円の大台には届いていない。
豪ドルは小動き。豪ドル/ドルは0.76ちょうど挟みの小動き。豪ドル円は82円台後半での取引のなかで、一時82.88レベルに高値を伸ばしたが、他のクロス円と同様に83円に接近すると上値が抑えられている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
Source: klug
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