【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(7月17 日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「悲壮感漂うマーケット」です。
週オープン10日(月)に288,855円でスタートしたビットコイン円。
週を通して軟調(下落)でした。
背景として、8月1日のUASFの問題があります。
USAFについてはこちら
各メディアも「ビットコインの分裂」と悲壮感たっぷりのトーンで記事が書かれており、マーケットが弱気になっています。
そして週末さらに下げました。
15日(土)は217,690円の安値、そして16日は206,000円と20万円割れ直前まで下げました。
5月27日以来の安値です。
ちなみにフィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

ドル円は比較的軟調でした。
特に週末、重要な経済指標の結果が予想より悪かったことを受け下落しています。
■今週の見通し
ここまで下げると一旦俯瞰で見てみることが大切です。
週足で見てみましょう。
そしてボリンジャーバンドをプロットしてみます。
まずはシグマ2です。

ちょうど今回の下落が真ん中の点線(移動平均)でタッチしています。
そしてこの点線はまだまだ上向きです。
スタンスはロングで変わりありません。
このラインはテクニカル的には買いのポイントです。
ただ、このライン(大体20万円)を割るとさらに下げが加速する恐れがあります。
今後バイ・アンド・ホールドをする予定で今回の下落をなるべくうまく利用する場合、エントリーは複数回にわけて行うことをおすすめします。
たとえば資金が30万円なら10万円をまずエントリー。
その後、さらに下がれば(20万円割れ)10万円エントリー、さらに下げれば10万円エントリーという具合です。
「下がったから買わないと」と慌てて1度に買うよりも、複数回に分けることで平均コストがより有利になることが多いです。
知り合いのメディア関係者も今回の件に関して悲壮感たっぷりの記事を書いています。
ただ、強気相場は悲観の中で生まれます。
今回の弱気相場が上昇相場の出発点である可能性も十分あります。
まわりが逃げ出してからが本当の勝負だと思っています。
いつもブログで言っていますが、周りが強気のときはポジションを一部決済し、弱気の時にしっかり仕込むことが投資の原則です。
ただ、くれぐれも無理をしない金額で取引をして下さい。
では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。
Source: ビットフライヤー
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