【東京市場】ドル円3月以来の高値圏

 11日の東京市場はドル高円安の動きが強まった。前日の海外市場は114円台前半でのレンジ取引に終始。東京市場も朝方は同レンジ内で落ち着いた動きとなっていたが、午後に入って米債利回りの上昇や、日経平均の上げ幅拡大による円安などを背景に、直近高値の114円30銭をしっかり超えると、上昇に弾みがつく形で114円46銭まで買い進まれた。
 
 12時45分の5年利付債入札は前回よりも応札倍率が高まり、最低落札価格が予想を上回るなど、堅調なものとなったが、14時のオペ通告時間で指値オペが通告されるのではとの思惑が広がったことも、節目の114円30銭超えに寄与。実際にはオペは見送られたが、堅調な地合いは変わらず、高値圏トライとなった。

 豪州を訪問中のウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が年内の利上げとバランスシート縮小開始に前向き姿勢を示したこともドル高円安に。

 ユーロドルが1.14近辺から1.1385近辺に下げるなど、ドルは基本的に全面高。

 明日、明後日のイエレン議長による半期議会証言で、利上げに前向き姿勢が示されるとの思惑もドル買いとなった。

みんかぶ「KluGFX」山岡
Source: klug

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