【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(6月19日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「下落!あっさり30万円割れ!」です。
今週は軟調な展開でした。
週オープン12日(月)に329,050円でスタートしたビットコイン円。
月曜に陰線をつけ、30万円をあっさり割ると続く火、水、木もそろって陰線。
木曜に250,600円と25万円割れ目前まで下げました。
その後は週末にかけて持ち直し再び30万円超えを見せるものの、利益確定の売りに押され286,299円でクローズしました。
フィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

今週のフィアットの注目はなんといってもFOMC。
マーケットの予想通り利上げを行いました。
そして、「バランスシートの縮小」に言及しました。
ざっくり説明すると、「バランスシートの縮小」とはFRBが保有する国債を減らしていくということです。
FRBが国債を減らすと金利が上昇し、ドル高の要因となります(あくまで一般的にはなので逆にいくこともあります)。
これを受け、FOMC後のドル円は上昇しています。
■今週の見通し
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。

先々週までの過熱感から一転、ボリンジャーバンド範囲内にチャートが入ってきました。
これは過熱が一段落したということ。
長期でみて上昇というスタンスには変更ないので、押し目のチャンスです。
先週の下落を見ても下ヒゲが長く、チャートの形状から押し目で買おうとしている人がたくさんいることがわかります。
個人的にも254,000円台で買いを入れました。
短期で利食いたいという場合は30万円を一つの目安にしても良いでしょう。
ボラティリティの大きいビットコイン円なので、落ちる時は20万円も平気で割ってくることが考えられます。
そういった時にしっかり拾えるかで長期的なパフォーマンスは変わると思います。
では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。
Source: ビットフライヤー
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