【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(6月12日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「堅調!32万円台へ」です。
週オープン5日(月)に286,000円でスタートしたビットコイン円。
7日(水)には陰線をつけたもののその後はしっかり上昇。
そのまま11日(日)に1週間のほぼ高値である329,050円でクローズしました。
堅調なビットコイン相場ですね。
そして、仮想通貨全体の時価総額はとうとう1,000億ドル(日本円で約110兆円!)を超えました。
もともと価値なんてなかった暗号通貨がここまで発展したことは、素直にすごいと感じました。
すでに通貨の枠組みが変わる新しい時代に足を踏み入れているのかもしれません。
最近多くの識者がビットコインについて語るようにもなっています。
ちなみにフィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

先週は8日(木)にマーケットの注目が集まっていました。
この日は、イギリス総選挙、コミー前FBI長官の議会証言、ECBと重要なイベントがトリプルで控えていました。
イベント前には神経質な動きで下げる場面も見られるものの、イベント(特にドル円はコミー前FBI長官の議会証言)で大した内容でないことを受け、上昇。
結局週スタートと同じレベルでのクローズとなりました。
■今週の見通し
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。

スタンスはロングで変更ありません。
ただ、現在の30万円を超えたレベルで手を出すのは少し警戒したほうが良いかもしれません。
とくに、ボリンジャーバンドのプラス1σより上のレベルは「買われすぎ」を示しています。
ここまでしっかり上昇した分だと下落が怖いです。
買うなら30万円割れ、特に20SMA(図でいう点線のライン)まで待つのがよいです。
しっかり待てる人はさらにマイナス1σ(σ)の27万円のレベルまで待ちましょう。
「待つことができる」というのはトレードの最も重要な能力の一つです。
現在、ビットコインはやはり熱狂していると思います。
熱狂の渦に飲み込まれ、取り返しのつかない損失をすることがないようにして下さい。
トレードで最終的に自分を守るのは「なるべく安いコスト」です。
ビットコイン円のように長期見通しの場合、100円でも200円でも安いところでエントリーするよう心がけてください。
では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。
Source: ビットフライヤー
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