10日の東京外国為替市場で、ドル円は113円台後半を中心とした推移が続いた。前日のNY市場で114円30銭台まで上値を伸ばした後、北朝鮮高官が6回目の核実験の可能性に言及したこともあって、113円台に値を落として迎えた10日の市場。早朝に再び114円台を試す場面見られたが、すぐに113円台に戻されるなど、上値では売りが出ていた。
その後は北朝鮮リスクが重石になる形で、調整が少し優勢となった。もっとも、押し目は113円60銭台までと、下値しっかり感も強い。
地政学的リスクから経済ファンダメンタルズに注目が移るなかで、6月の利上げ期待が強まっており、ドル買いの意欲が相当強まる展開に。
昨日売りが目立ったユーロドルは1.08台後半の狭いレンジでもみ合い。買い戻しの意欲も1.09を付けきれず。
みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug
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