【東京市場】朝方円高トライ、午後はもみあい

 週明け17日の東京外国為替市場は、午前中に108円13銭を付けるなど、ドル安円高の動きが一時優勢となった。

失敗に終わったとはいえ先週末に北朝鮮がミサイル実験を実施したことをうけて、地政学的リスクを意識した動きが広がり、朝の市場で108円台半ばを割り込むと、その後は108円台半ばが重くなり、下値を試す展開に。
 
もっとも、米国の国家安全保障担当大統領補佐官が、「今回の北朝鮮のミサイル試射について、軍事的行動以外の措置を検討している」と発言したことで、有事リスクが一服したこともあり、午前のドル売りが一服すると、ドル円は少し値を戻した。

 東京株式市場が値を戻し、日経平均、TOPIXともにプラス圏を回復したことも、リスク警戒感の一服につながり、ドル円を支えた。

 もっとも、戻りは鈍く、午後は108円台前半での推移が続いた。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
Source: klug

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