6日のロンドン市場は、序盤にドル売りが優勢だったが、中盤にかけては次第に落ち着いた。ドル円は東京タイムの北朝鮮のミサイル発射の報道を受けて売り圧力が優勢に始まった。米債利回りの低下も加わり、一時113.56レベルまで下値を広げた。欧州株が全般に下落しており、調整ムードも漂っている。ただ、取引中盤にはかけては下げ渋り、113.80-90レベルと東京午前の水準まで反発している。
ユーロ相場は振幅。序盤はドル円とともにドル売りが優勢。ユーロドルは1.06ちょうど近辺から一時1.0640近辺まで買われた。しかし、仏大統領候補関連の報道でユーロ売りに転じる。フィヨン候補の代替として注目されていた元首相のジュペ氏が不出馬を表明したことが背景。仏CAC指数の下げ幅拡大もあってユーロドルは1.06台を割り込み、一時1.0577近辺まで下値を広げた。ユーロ円は序盤に売りが先行、その後反発、再び下落と神経質。120.30-80のレンジで振幅した。
ポンドは序盤から売りが継続した。ポンドドルは1.2280-90レベルから1.2248近辺までジリ安。ポンド円は140円台が重く、一時139.28近辺まで下値を広げた。対ユーロでは売り先行も、中盤には戻す動き。水曜日のハモンド財務相の予算案発表を控えた調整との見方が出ていた。
この日は目立った欧州や英国の経済統計発表や発言などはみられなかった。ジュペ氏不出馬がトピックスだった。
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明
Source: klug
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