ビットコイン週間概況‐1/27~2/2

日本円 米ドル
価格(2/2終値) 113,600円 1,011.53米ドル
時価総額 18,336億円 163億米ドル
1/27~2/2の4本値
始値 高値 安値 終値
104,300円 114,000円 104,234円 113,600円
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週間概況と最近の話題

今週の値動きは予想通り春節の影響を受けたものとなりました。中国大陸での春節の休暇期間は1月27日から2月2日の7日間ですが、実は春節の初めの3日間のみが法定休日となっています。

週間チャートを見ると、1月27日から30日にかけての値動きはあまりなく、1月31日からは、中国のトレーダーがマーケットに戻ったことにより相場は上昇傾向となりました。

中国サイドの取引高が減少しても、引き続き中国のトレーダーの影響力が残っていることを示しています。OkCoin、Huboi、そしてBTCCが売りと買い両方に0.2%の手数料を導入して以降、取引高に大幅な減少が見られました。これら3つの取引所において、取引高は80%から90%程度も落ちこんでいます。一部のウェブサイトでは世界の取引高でbitFlyerが24時間取引で1位にランクされています。中国の取引所は7位、9位、10位、そして11位に位置し、今までの状況に大きな変化が現れました。しかし、そのような世界的な状況の変化にも関わらず、ビットコイン価格は上昇し続けています。さらに重要なのは中国のトップ3の取引所における取引高の減少があったにも関わらず、ビットコイン価格は上昇傾向にあることです。春節の法定休日の期間中価格は動きがありませんでした。なぜでしょうか?

答えは至って単純です。ポイントとしては市場の混乱が発生していた中、結果として中国人民銀行(PBoC)が小規模取引所に新しいチャンスを与えたことにあります。中国の取引所のトップ3が手数料を導入したにもかかわらず、他の取引所は手数料を導入しませんでした。結果的に多くの取引はこれらの小規模な取引所で行われ、流動性はさらなる流動性を引き寄せました。つまり一部の比較的小規模な取引所が大手取引所の手数料導入の恩恵を受けたことになります。

これにより、この先ビットコイン取引所(特に中国)にとって難しい時期がやってくることを示唆していますが、実際の取引所の取引高は以前より透明性のあるものになりました。

過去の価格との比較

日付 価格 価格差 変化率
2017/2/2(基準日) 113,600円
2017/2/1(1日前) 111,317円 2,283円 2.05%
2017/1/26(1週間前) 104,300円 9,300円 8.92%
2017/1/2(1ヶ月前) 121,829円 -8,229円 -6.75%
2016/11/2(3ヶ月前) 75,880円 37,720円 49.71%
2016/8/2(6ヶ月前) 61,226円 52,374 85.54%
2016/2/2(12ヶ月前) 45,239円 68,361円 151.11%

Prices provided by bitFlyer

【執筆者】グレン・ランバート(Glenn Lambert)。ニュージーランド出身。2002年に来日し、英国を本拠とするADVFNの日本法人でマネージャーとして従事。FX,株式などの分析ツールのほか、著名レポートも配信している。

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Source: ビットフライヤー

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