【東京市場】ややドル買い優勢、ドル円は115円台前半

 東京外為市場終盤は、ややドル買い優勢となっている。午前中は、日銀が残存5年超10年以下の国債買入額の増額を発表すると、円売り圧力が強まり、ドル円は115円に乗せる場面があった。午後に入ると、米債利回りの上昇などを手掛りにドル買いがやや優勢となっている。ドル円は115円台前半、ユーロドルは1.06ドル台半ば~後半で推移している。
           
 ドル円は、115円台前半で取引されている。序盤は、やや売られる場面もあったが、日銀が10時10分に国債買い入れオペを通知し、残存5年超10年以下の買入額の4100億円から4500億円に増額されると、日銀が長期債の金利上昇抑制に動いたとの見方が台頭し、日米の長期金利差が拡大するとの思惑から円が売られ、ドル円は115円台を回復した。その後、中盤から終盤にかけては、114円台後半~115円近辺で小動きとなった。ただ、前日と同様に日本株が引けると、買いが優勢となり、115円台前半での取引となっている。
    
 ユーロ円は、122円台後半で推移している。序盤は、122円台前半で取引されていたが、中盤に差し掛かると、ドル円が上昇したことを受けて、122円台後半まで水準を引き上げた。しばらくもみ合ったあと、終盤に上値を切り上げた。
      
 ユーロドルは、1.06ドル台半ばで推移している。手掛かり材料難の中、序盤から中盤にかけては、1.06ドル位台後半で小動きとなった。だが、欧州時間が近づくと、徐々に売り物がちの展開となり、1.06ドル台半ばに沈んでいる。
 
 日経平均は続伸。終値は前営業日比65.01円高の1万9467.40円となった。
  
 午後3時35分現在では、ドル・円は1ドル=115.09円前後、ユーロ・円は1ユーロ=122.81円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.0670ドル前後で取引されている。

みんかぶ「KlugFX」東京

Source: klug

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