3日のロンドン市場は、朝方は東京市場の流れを引き継いでドル高の調整が入り、114円前半の安値圏でもみ合いとなった。もっとも114円の大台を試しに行くだけの勢いはなく、その後は再びドル高基調に。
この後NY市場午後に予定されているイエレンFRB議長やフィッシャーFRB副議長をはじめとするFRB要人の発言を予定を前にして、米国の利上げ期待が強まっており、米債利回りの上昇していることが、ドルの買い材料となった。
クロス円もしっかり。ユーロに関してはフランス大統領選挙の世論調査で、中道・無党派のマクロン前経済相が、極右政党国民党のルペン党首を支持率で初めて上回ったことなどが、安心感からのユーロ買い円売りを誘った面も。マクロン氏は中道右派統一候補のフィヨン前首相と支持率2位争いを続けていたが、同じく中道のバイル氏との共闘を決めたことで支持率争いで抜け出し、ルペン党首に迫る勢いを見せていた。
ポンドは対ドルでやや軟調。2月の非製造業PMIが予想、前回よりも弱めに出たことなどが、ポンドに対する重石となった。
みんかぶ「KLugFX」山岡和雅
Source: klug
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