【ロンドン市場】イタリア政局不安でユーロ売り広がる

 イタリアで3月の総選挙以降続いていた連立交渉が物別れに終わり、連立政権の樹立に失敗。これを受けて、大統領が選ぶ有識者による中立政権で来年の総選挙まで一時的に政権運営を行うか、7月にも総選挙を行うかの選択となり、総選挙の可能性が広がったことなどを受けて、ユーロ売りの動きに。
 ロンドン市場の朝方1.1930台を付けていたユーロドルは、1.1860台まで値を落とす展開に。ユーロ円も130円近辺から129円20銭台までと大きく値を落としている。
 
 ドル円は若干蚊帳の外で109円を挟むもみ合いに。午後に入って、ユーロドルでのユーロ売りドル買いにつられる形で若干上昇し、東京朝の高値圏に。
 
 その他目立ったのは豪ドルの売り。リスク警戒からの豪ドル円の売りで81円90銭近辺から81円20銭近辺まで下落。対ドルでも0.7510台から0.74台半ばへ。東京午前の小売売上高の弱さで、売り材料に反応しやすくなった面も。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅
Source: klug

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