【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
長期のゴールデンウィークを頂き、南米へ旅行をしてきました。
自国の通貨ではなくドルが流通している国があったり、ビットコイン払いを受け付けているお店があったりといろいろ通貨というものについて考えさせられる場面がありました。
では、今週(5月15日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
さっそく日足チャートを見てみましょう。

先週を一言で表すと「ついに!20万円の大台を超える!」です。
週オープン5月8日(月)に182,449円でスタートしたビットコイン円。
先々週のしっかりとした上昇トレンドを引き継いで今週もしっかり上昇しました。
「ぐんぐん」という言葉がピッタリな上げ方で9日(火)にはとうとう20万円を突破しました。
そして11日(木)には高値216,980円をつけるも、その後は一服感もあり大きく下落、13日(木)には185,750円まで下げました。
しかしその後は再び反発して20万円台にのせ、14日(金)に211,700円でクローズしました。
多くのビットコイン投資家が感じているとは思いますが、「すごいな。ここまで上がるとは」というのが率直な感想です。
この20万円は多くのビットコイナーにとっても一つの節目だったようで、いちビットコインファンの私も感慨深いものがありました。
ちなみに、フィアット(ドル円)の動きも見てみましょう。

115円を目指して、ここまで堅調に続いた上昇トレンドが先週後半にかけ一旦落ち着いています。
結局115円はまだ未達の状態です。
また、先週クローズ後の週末に北朝鮮が日本海にミサイルを発射したというニュースが流れマーケットへの影響が懸念されましたが限定的でした。
ただ、今後も関連情報にマーケットが反応するかもしれませんので注意は必要です(一般的に日本に有事の際はドル円下落(円高)に動きます)。
今週の見通しは?
SMAをプロットしてみましょう。
パラメーター(設定値)は
短期線:7
中期線:35
長期線:105
です。

見ると、3本ともしっかり上向いています。
テクニカル的には文句なしの「買いサイン」です。
短期戦を割ったところが絶好の押し目買いのポイントでした(後からならなんとでも言えますが)。
長期的な見通しはロングで変更ありません。
ただ、現在かなり過熱感があり、安易にエントリーするのはこわいです。
RSIというテクニカル指標(パラメータ14)も常に70%という数字を超えており、これは一般的に「買われすぎ」のサインを示しています。

特に、最近ビットコイン投資をはじめたばかりで「とにかく買いたい」という人は少し落ち着いてみることをおすすめします。
というのもビットコイン相場はかなり変動率(ボラティリティ)が大きく、ここまで上昇しても数日で一気に数十パーセント近く下落することもままあります。
そうなると高値掴みとなり、手痛いビットコイン投資デビュー戦ともなりかねません。
ドル円などのフィアットだと考えられませんが、数日で価値が半額になることも十分あるのがビットコインです。
現に2017年も5日(152,232円)→1月12日(86,000円)という急落を経験しています。
18万円台、出来たら17万円台までしっかり待ちましょう。
以前からいっていますが、このボラティリティの大きさを最大に活用するのは下落時です。
過去に何度もとんでもない水準まで売り込まれることがありました。
そういったチャンスをしっかり待ちましょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう。
Source: ビットフライヤー
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