本年もよろしくお願い申し上げます。
今週(1月2日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

先週を一言で表すと「なんと!年末年始に高値更新」です。
クリスマス後の26日(月)に107,572円でスタートしたビットコイン円。
その後も一度も100,000円を割れることなく堅調な動きを見せました。
29日に120,000円の大台間近まで上昇したものの、その後、達成感から30日に陰線をつけました。
しかし、これは下ヒゲが長い足で押し目で買い支える人が多いことを示唆しています。
そして、ハイライトは1月1日元旦、日曜日です。
この日に、29日に超えられなかった120,000円を突破。
その後も120,000円を一度も割れることなくしっかりとした動きを見せています。
元旦、しかも日曜日に高値を更新するなんていかにもビットコインらしいですね。
この120,000円、ドル換算だと節目の「1,000ドル」突破を意味します。
(ちなみに中国元だと7,000元の節目を突破しました)
今週の見通しは?
SMA(単純移動平均線)を見てみましょう。
時間軸は日足で、パラメーターは以下です。
短期線:15
中期線:50

2つのSMAが一度もタッチすることのない勢いのある上昇トレンドが継続しています。
見通しは変わらずロングです。
120,000円が直近のサポートです。
このラインを割れる動きをするのか、そのまま上昇していくのか、短期トレードの方は、ここを損切りラインにしてポジションを立てるのも戦略としてはアリです。
ただ、このSMAからレートが乖離すればするほど、SMAのラインに近づくストンとした動きをどこかで見せるリスクも高まります(グランビルの法則といいます)。
引き続き、下落の注意は必要です。
中長期の方は、やはりサポートは100,000円のラインです。
サポートは「割れない」ラインではなく、下がってくる目安でもあります。
テクニカル上、ここらへんまでは下げを見せることもテクニカル上は「あり得る」ということです。
ここまで下げたときにしっかり買っていくことができればかなり優秀です。
ただ、「その後さらにヒゲで下げ、90,000円前半まで」というシナリオもあります。
実際にこのラインまで下がった時に買うことは想像以上に(特に初心者の方にとっては)難しいことです。
基本的には、「今買わないと」と焦って建てられるポジションすべてを同一レートでつかむよりも、ポジションを小分けにして時間を置いてエントリーするほうが良いレートでポジションを保有することができるケースが多いです。
日経平均やダウが大台(20,000)と達成出来なかった中、一足先にビットコインが10万円達成、そして1,000ドル、7000元達成と大きな盛り上がりを見せています。(もっとメディアで取り上げてもいいくらい)
逆にみんなが気づいていないからこそチャンスがあるのかもしれません。
慎重に、しかしチャンスの時は許容できるリスクをしっかり取って今年もビットコイン投資を共に行っていきましょう!
では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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Source: ビットフライヤー
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