こんにちは。国府勇太です。
今週(11月21日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

先週を一言で表すと、「トランプラリーで上昇→日曜下落のお馴染みのパターン再来!」です。
先週14日(月)に75,520円でスタートしたビットコイン円。
その後、週を通してかなり堅調な動きを見せました。
16日(水)、大台の80,000円もとうとう突破し、週末土曜日には高値84,930円をつけました。
ちなみにフィアット通貨のドル円もトランプラリーで続伸。
先週末のNYCL間際に111円直前まで上昇しました。

もともとトランプ氏が当選すればリスクオフの流れになり、ドル円は下落するとの見通しだったのですが、現実は真逆に大きく進みました。
これを受けて世界中のアナリストが現在大慌てで来年の見通しの大幅変更を迫られています。
ただ、ビットコイン円はその後日曜になると大きく下落。
80,000円を割れ安値78,654円をつけました。
「ビットコインは土日に動く」と言われますが、またまたその動きを見せました。
要因は、リクイディティが低下する日曜に利益確定の売りが入ったことによります。
もはやビットコイントレーダーにはお馴染みの動きとなってしまいました。
今週の見通しは?
一目均衡表をプロットしてみましょう。
見るのは日足(ひあし)です。

見通しは、ロングで変更ありません。
バイオンディップ(押し目買い)推奨です。
見ると、日曜の下げが転換線に到達しており、テクニカル的に「いい押し目」と言えます。
長期的な見通しはロングなのでこういった押し目をしっかり拾っていくことが大切です。
現在ドル円などのフィアット通貨は、動きが読めず世界中のアナリストが見通しの変更を余儀なくされています。
(また多くの外銀トレーダーが「ショートポジションを建てては損切る」をくり返している難しい相場です)
それと異なり、ビットコイン円はかなり素直な動きをしており、チャンスも多い「旬な」通貨です。
資産効率を考えてお金を増やしていくトレードもアリですが、押し目を狙って、ビットコインの積み増しを行う戦略も有効です。
FXの中上級者も次々にビットコインマーケットに参入してきていますが、彼らは長期的な見通しに立ち上述の「積み増し」トレードを行っている人が多いです。
またこういった相場で稼ぐ人は、ロングとショートを使い分ける高度な取引より、「ロングのみ!」とサイドを決めてのシンプルなトレードの方だったりします。
よければ参考にしてみて下さい。
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう。
追記
11月13日(日)に都内でビットコイントレードセミナーを行わせて頂きました。
FXをやったことない方から、ビットコイントレードを既に行っていたり、またプロのアナリストの方もいたりとレベルは様々でしたが、「ビットコインは詐欺ではないか(まだまだ一般の方のビットコインの印象はこんなものです)」というようなレベルを超えている方々ばかりだったのでその意味ではとてもやりやすかったです。
ご来場頂き誠にありがとうございました。
会場の関係で時間がなく、質問したかったけどできなかった方、また是非次の機会に話しかけて頂ければ幸いです。
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう!
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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Source: ビットフライヤー
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