こんにちは。国府勇太です。
今週(9月19日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。
先週を一言で表すと「動きなし、以上」です。
週オープン、62,000円台でスタートしたビットコイン円。
月曜こそ61,000円台まで下げる場面も見られたものの、その後は週を通して62,000円台の
安定した値動きに終始しました。
FXマーケットは?
ちなみに先週のFXマーケットは、先々週と同じくアメリカの利上げ期待に振り回され方向感がつかめない展開が続く一週間でした。

今年後半の最大のイベント、21日の日銀&FOMCの日程は以下です。
21日水曜日
・正午 日銀政策金利&声明発表
・15時30分 黒田日銀総裁の記者会見
・27時(日本時間木午前3時) FOMC政策金利&声明発表
・27時30分(日本時間木午前3時30分) イエレンFRB議長の記者会見
特に注目すべきはFOMCです。
テーマはもちろん「利上げがあるのか?」です。
一般的に利上げがあればビットコインは買われやすい(つまりビットコイン円は上昇)です。
逆に、利上げを見送ったからといってビットコインが売られるかといったらそうともいえないのが難しいところです。
イギリスのEU離脱(ブレグジット)以来のビックイベントを控え、FXマーケットはかなり神経質になっています。
ビットコイントレーダーのみなさんも21日はぜひ注意して下さい。
今週の見通しは?
EMA(指数平滑移動平均線:移動平均線MAの一種で直近のデータをより重視したもの)をプロットしてみましょう。
パラメーターは以下です。
EMA短期(緑)7
EMA中期(赤)35
EMA長期(青)105

今週に入って大きく下振れしています。
EMA中期線で支えられていますが、このままサポートできるのかがテクニカル上重要です。
支えきれない場合、次の目線はその下、EMA長期にいきます。
こういった下振れはありますが、長期の見通しはロングで変わりません。
61,000円台は押し目買いのいいチャンスだと考えます。
相場が弱気になったときにしっかりエントリーできるかが今後のパフォーマンスを左右します。
ビットコイントレーダーの中にもそういったチャンスを狙って遠いところにオーダーを置いておく方もいます。
上昇してからあわてて掴むのではなく、こういった下振れをしっかり押さえるトレードを推奨します。
今週はビックイベントが控えています。
特にデイトレーダーの方はリスク管理に気をつけてトレードしましょう。
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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Source: ビットフライヤー
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